本当に許すことは忘れることだ。 --ボルヘス “Was it you that killed me, or did I kill you?” Abel answered. “I don’t remember anymore; here we are, together, like before.” “Now I know that you have truly forgiven me,” Cain said, “because forg…

心の中に沈むために、リルケの本を読む。 内側に入っていて、自分というものについて考える。好きな言葉を引用する： 「僕は詩も幾つか書いた。しかし年少にして詩を書くほど、およそ無意味なことはない。詩はいつでも根気よく待たねばならぬのだ。人は一生…

智に働けば角が立つ 情に棹させば流される 意地を通せば窮屈だ とかくに、人の世は住みにくい --夏目漱石 草枕 「草枕」冒頭に出てくる名句。 人づきあいの難しさを説いたもの。 世間の人とつきあうときには、 頭のいいところが見えすぎると嫌われる。 あま…